葬儀で、お寺のご住職が、棺に納められた御遺体に向かい、引導を渡す姿を見たことがあるかと思います。
この、『引導』ですが、亡くなった方を悟りの世界である彼岸に導き済度(さいど)(苦しみや困難から救うこと)するために、棺の前で導師である僧侶が唱える教語、または教語を授ける行為の事を指します。
引導を渡さないでいると、どういうことになるか?というと、進むべき行き先がまるで分らないから、この世からあの世へと進むことが出来ないので、この世に留まりことになり、先に進むことが出来なくなります。
そうなると、進めないし戻れないから、この世に留まらざるを得ない。
つまり、成仏できない、ということになります。
戒名で一文字いくら、とか、法要にかかる金額の心配があることもわかりますが、立派な法要はしなかったとしても、せめて『引導』だけは渡してもらうことを、是非お考えいただきたいと思います。
菩提寺がある方なら、その菩提寺のご住職が担う責務ですが、もし、菩提寺がなく、御供養をしたくてもお金の心配を抱えているなら、是非、浄温結社にお声がけ頂きたいと思います。
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